いつきデイサービス
「誰かに与えられた枠ではなく、自己選択に基づき、自分の意志で決定できる生き方へ」
(対象:身体障害、知的障害、精神障害、難病等対象者)
生活する力、仕事をする力、余暇を充実させる力、この3つをバランス良く組み込み、自立支援の視点から自分たちの役割を一緒に見つけていきます。
ここでは普段の生活にリハビリテーションの視点を取り入れた活動を提供します。

設立の経緯
支援学校等に通っている時期には、あらゆる教科を通じて多様な能力の維持及び獲得を図ることができます。しかし、卒業後の進路次第では、運動する機会の損失による健康状態の悪化や、限られた活動の中で役割や可能性を見出すことができないことがあります。本来できた「可能性に挑戦する機会」の損失や、障がい特性や個性等を理解されずに役割を奪われてしまうことによる意欲低下等、そういった状態になっている障がい者の方々を数多く目の当たりにしてきたことをきっかけに弊社は生活介護事業を始めました。
一人でも多くの障がい者が、住み慣れた地域で自分らしく堂々と暮らすことができるよう、私たちは令和3(2017)年5月に「リハビリのある暮らし」をテーマに掲げた生活介護を開所しました。ここでは、日常生活に中にリハビリを組み込むことで、役割の維持及び獲得、可能性の維持及び拡大、健康寿命を伸ばすこと等を目的とした活動に取り組んでいます。
重度の障がい者であっても健康で文化的な暮らしができる社会をめざし、住み慣れた地域の中で一人ひとりが役割を持ち、他者とともに自立した暮らしを実現するために、根拠に基づく生活・就労・余暇のバランスが取れた個別プログラムを取り入れ、可能性を引き出し、伸ばす活動に取り組んでいます。
私たちはこれからも「リハビリのある暮らし」をテーマに、普段の生活や活動の中にリハビリの視点を組み込んだ活動を続けていきます。
生活介護について
常に介護を必要とする方に対して、入浴・排せつ・食事の介護等を行うとともに、創作的活動や生産活動の機会を提供いたします。
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入浴・排せつ・食事等の身体介助
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調理・洗濯・掃除等の家事援助
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生活等に関する相談や助言、その他日常生活上の支援
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創作的活動や生産活動の機会の提供
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身体機能や生活能力の向上のために必要な援助
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リハビリ(作業療法)等による自立促進の援助
※いつきデイサービスは「入浴」サービスは提供しておりません。
機能訓練機器の導入
事業所内にはエルゴメーターやプーリー、プラットフォーム(訓練台)等、リハビリ施設等で実際に使用している機器等を導入しており、軽微な運動を取り入れた「生活訓練」「機能訓練」を行うことができる環境が整っています。
生活の中に運動を
より有意義な時間であり、長期的に継続できる内容であることを目標にしています。
本格的なパワー系のトレーニングを行う訳ではなく、生活の中に自然と運動を取り入れることで、心身機能の維持・向上を図ります。
作業療法士監修のもと、遊びやレクリエーションを通して心身機能へアプローチします。
具体的なサービス内容
個別訓練
身体機能・生活能力の維持及び向上のために、一定の支援が必要な方を対象としています。
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作業療法をはじめ、リハビリテーションの提供等
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ADL(食事・整容・排せつ・更衣のサポート及び相談、助言等)
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IADL(金銭管理や社会ルールの理解/対応についてサポート及び相談、助言等)
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それらに付随する必要な支援
生活訓練
生活訓練は、地域生活を営む上で、生活能力の維持・向上等のため、一定の支援が必要な方を対象としています。
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お風呂、トイレ、食事等に関する自立した日常生活を営むために必要な訓練
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調理、洗濯、掃除などの家事
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地域生活のルール、マナー等に関する相談、助言
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創作的活動や生産活動の機会の提供
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その他の必要な支援(生活などに関する相談や助言を含む)
生産活動
創作活動(さをり織り、アートワーク、ロボット作り等)
農作業
多肉植物・水耕栽培
その他(雑貨づくり、自助具・リハビリグッズ製造等)
余暇活動
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気分転換
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カラオケ
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レクリエーション
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リラクゼーション



対象者
地域や入所施設において下記のような「安定した生活を営むために常時介護等の支援が必要な方」が対象となります。
障害支援区分が区分3(障害者支援施設等に入所する場合は区分4)以上である方
年齢が50歳以上の場合は、障害支援区分が区分2(障害者支援施設等に入所する場合は区分3)以上である方
生活介護と施設入所支援との利用の組合わせを希望する方であって、障害支援区分が区分4(50歳以上の者は区分3)より低い方。指定特定相談支援事業者によるサービス等利用計画案を作成する手続を経た上で、市町村により利用の組合わせの必要性が認められた方